湯豆腐草堂

主に海外旅行記(ほとんど中国)をまとめていく予定です。不定期更新。

2017年華中遠征記録9日目(南昌→上海)

9日目は朝一で南昌起義紀念館へ。

何でも一回の入場人数に制限があるらしく、入れませんでしたとなるのも残念なので、開館凸を狙った。

行列はできていたものの、幸いそこまで長くなく、難なく入場できた。

なおこの待機列で大学院入試の合格を確認した。

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建軍90周年ではあったが、特に何らかのイベントをやっている気配はなかった

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入って正面には起義を指導した人物(周恩来ら)の像が立つ

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簡単なコスプレコーナーもあった。イメージ写真の二人がやたらと毛沢東周恩来に似ていた

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入り口から博物館までの道の両脇には起義関連人物の胸像が並ぶ。これは李立三。「極左の誤り」として有名な李立三路線の指導者だが、ここではそこまで悪い扱いではないのだろうか

博物館内はいたって普通の革命博物館という趣で、特に目新しいものはなかったが、相変わらずジオラマや展示の配置方法が凝っていて感心した。党史に関わるので当然といえば当然だが。

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演出も相まってかなり凝ったつくりになっている

博物館の隣には、南昌蜂起の際に紅軍が指揮所を置いていた建物が残っており、一般開放されている。

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起義軍の総指揮所。もとは江西旅社というホテルだった

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揮毫は江沢民

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内装はなかなかおしゃれだ

紀念館を後にし、滕王閣に向かった。

実は南昌に来た目的の8割ぐらいは紀念館だったので、これ以降は行き当たりばったりで動いている。

滕王閣の存在を知ったのもこの前日なのだ。

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滕王閣。江南三大名楼の一つで、唐代の創建。現在見られるのは30年ほど前に再建されたもの

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楼閣からの景色

中には南昌の歴史に関する展示があったが、かなり簡潔だった。

江西出身で科挙に受かった者の名簿もあり、相当な名誉だったのだなと感じた。

とはいえ数百年に渡って自分の名前を晒され続けるのか……

 

滕王閣は江西省博物館にもほど近い。

というわけで実際に行ってみた。

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江西省博物館外観

自然科学館と歴史館に分かれており、そこそこの広さがあったが、全体的に閑散としていた。一応省レベルの博物館なんだからもっとがんばってくれ。というかもっと行ったれ。

 

この後は完全にノープランだったので、南昌市街地を徘徊。

ウォルマートで買い物したり、八一広場でダラダラしたりしていた。

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このド派手な建物はその名も「毛沢東思想勝利万歳館」。今は江西省展覧中心という名前になっている

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某所にあった、り○ろーおじさんの店「風」の店舗

この日は夜行で上海に向かった。

南昌から上海までは夜行で行くほどでもないのだが、夜行列車に乗りたい気持ちを抑えられず、ついつい切符を取ってしまった。

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相変わらず駅がデカすぎる

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さすが南昌。紅軍感あふれるお土産も多数販売していた