湯豆腐草堂

主に海外旅行記(ほとんど中国)をまとめていく予定です。不定期更新。

2018年長征:2日目(香港→広州→長沙)

空港泊を経た筆者は、早朝に香港国際空港を脱出し、広州に向かった。

MTRで紅磡駅に移動し、そこから国際列車に乗り込んで広州を目指す。

f:id:TangDoufu:20191201233945j:plain

直達列車で広州へ

f:id:TangDoufu:20191201234034j:plain

紅磡駅。一応免税店もあるが、雰囲気は寂しい

広州東駅に到着した後は、すぐに銀行へ向かった。この時点で筆者は日本円と香港ドル、それになけなしの人民元しか所持しておらず、どこかで両替を行う必要があった。そこで、レートの最も良い現地の銀行へ向かったのだ。

銀行に着いた筆者は、両替がしたい旨を伝えて待っていた。待つこと数十分、銀行員同志がやって来て、筆者を銀行の待合室へ案内した(この時点で筆者は待合室の外で待っていた)。そこでも随分待ったのだが、この時若い銀行員の兄貴がやって来て、通訳兼話し相手になってくれた。彼は英語を解したので、雑談に花が咲いた。

兄貴「これからどこへ行くんだ?」

筆者「長沙に行って、その後は貴州→四川→延安→天津→北京→上海と回って、最後には香港から帰国するつもりだ」

兄貴「そんな北の方なんか行ったことないわ」

確かこんな感じだったように思う。

f:id:TangDoufu:20191201235002j:plain

銀行にも中国特色社会主義

そうこうしているうちに順番が回ってきた。

が、結局両替はできなかった。詳しい理由は不明だが、広州市内での住所(≒ホテルの場所)がなかったことが災いしたようだ。

兄貴は非常に申し訳なさそうな顔をしながら、近くのホテルで両替ができる旨を伝えてくれた。帰り際には「中国の大銀行は(処理が)遅いんだ」と言っていた。

兄貴に紹介されたホテルではATMのような機械を使って両替が可能だった。

ものの1分ぐらいで終わった。

 

この一連の行動で、広州観光の時間は潰れてしまった。

泣く泣く駅に向かい、長沙行きの高鉄に乗り込む。

f:id:TangDoufu:20191201235420j:plain

広州南駅。外は絶賛工事中

長沙に着いた頃にはすっかり日没を迎えていた。

夕食は火宮殿にて。毛沢東も愛したと言われる名店だ。

f:id:TangDoufu:20191201235634j:plain

火宮殿は好きなものをお盆に載せ、最後に会計をするスタイル。中国語ができない人にもおすすめだ

f:id:TangDoufu:20191201235746j:plain

リーズナブルな上、どれもうまい

f:id:TangDoufu:20191201235836j:plain

店頭の毛沢東

この日は両替と移動で終わってしまった。本格的な観光は翌日からとなった。

f:id:TangDoufu:20191202000026j:plain

宿へ向かう途中、花火が見えた。何かの催しだったのだろうか