湯豆腐草堂

主に海外旅行記(ほとんど中国)をまとめていく予定です。不定期更新。

2020年に買ったゲームとそのレビュー(一部)

たまには旅行記以外も、ということで、今年買ったゲーム(≠今年発売のゲーム)をざっくりレビューすることにした。

 

0.はじめに

・すべて個人の感想であり、所属する組織やらなんやらは一切関係ありません。

・エンディングを見たタイトル、エンディングがないものについては一通りプレイして感想が書けるレベルに達していると判断したものを掲載。

 

 

1.今年やったゲーム一覧(レビューを掲載しているものには☆を付している)

PS4

Fallout 4

☆Ghost of Tsushima

☆NieR:Automata

アサシンクリード ヴァルハラ

テイルズ オブ ベルセリア

テイルズ オブ ヴェスペリア HDリマスター

 

Switch

・Invisigun Reloaded

☆あつまれどうぶつの森

・スーパーマリオ3Dコレクション

ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド

ファイアーエムブレム風花雪月

ポケットモンスター ソード

桃太郎電鉄~昭和 平成 令和も定番!~

 

Steam

・Ark:Survival Evolved

☆Headliner;NoviNews

☆Papers,Please

STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん

☆What Remains of Edith Finch(フィンチ家の奇妙な屋敷で起きたこと)

信長の野望 創造

三國志14 with パワーアップキット

その他

Civilization 6(Epic)

・Railway Empire(Epic)

ゼルダの伝説 風のタクトHD(Wii U)

 

2.ランク付け(全タイトル)

各ランクの温度感は、

A:特によくできていたタイトル(Bの中の白眉、的な)。今まで買った中でもベストなレベル。傑作。

B:よくできているなと感じたタイトル。買って損なしレベル。

C:面白い。優良可の良。一部の要素が自分に合わなかったので、Bよりは下につけたタイトル。

D:面白かったがあと一押し足りない印象。優良可の可。

E:自分はあまりハマらなかった(今回は該当なし)

※同ランク内での並び順は特に意味はありません。

 

というわけで、2020年の格付けは以下の通り。

A:ツシマ、ゼルダBotW、FE風花雪月

B:ニーア、あつ森、ポケモン剣、ノヴィニュース、風のタクト

C:Fallout 4、ベルセリア、アサクリ、マリオコレクション、Papers, Please、フィンチ家、三國志14PK

D:Invisigun Reloaded、Civ6、Railway Empire、創造

E:該当なし

 

  3.個別タイトルレビュー

  • Ghost of Tsushima(SIE ※開発はSucker Punch Productions)

 個人的今年のベストタイトル。まぁ今年発売のゲームをあんまり買っていないのだが。アクションゲームとしては普通、オープンワールドゲームとしてもよくある良作レベルだが、時代劇追体験ゲーとしてはおそらく最高峰。UIが最小限なのも没入の手助けになる。風で目的地示してくれるのとかワビサビ(?)を感じる。

  また、「外国人の考える日本(のサムライ)像」、みたいのが「時代劇感」の強化に大きく寄与している。これを歴史もののアクションゲーと評するとちょっとズレてしまうだろう。とにかく、これは「時代劇ゲー」なのだ。刀によるアクションを大事にしていたり、敵の倒れ方が大げさだったり、黒澤モード(映像が白黒になり、音声も若干ザラつくモード)が搭載されていたりと、制作陣が何を作りたかったのかがとてもよくわかるし、実際彼らの作りたかったものが顕現しているので、やっているこちらも笑顔になってしまう。

 ストーリーも案外(失礼)しっかりしている。蒙古襲来という未曽有の危機にあって、武士としての誇り(=誉れ)を捨て、冥人として蒙古に立ち向かう主人公・境井仁と、あくまでも誉れにこだわり、武士らしく戦うことを是とする伯父・志村の対立を軸としたストーリーだが、志村を悪役・時代遅れの堅物ではなく、境井とはまた異なる矜持を持った武士として描いており、それぞれの矜持(武士道?)のぶつかり合いを体験することができる。

  アクション難易度はそれほど高くなく、アクションに不慣れな筆者でも十二分に楽しめた。また、現在ではマルチプレイも導入されているので、お友達と一緒に蒙古をなぎ倒すこともできる。今からでも買って損なしの傑作。

 

 今更プレイ。本作が世に出てからすでに3年が経つが、未だに色あせないクオリティである。いくつかのレビューでも既出だが、「ある地点に到達するとそこから必ず気になる地形やオブジェクトが見える」ようになっており、オープンワールドの特質を最大限に引き出しているといえよう。また、敵一体を倒すのにも何通りもの仕掛け方があり、アクションが苦手でも工夫次第で何とでもなる点も評価できる。

 そのほかの特徴としては、主要キャラクターのフルボイス化が挙げられる。これにより、実感をもってストーリーを体験することができるようになった。主人公リンクは100年前の戦いで散った仲間たちの協力を得てラスボスに挑むのだが、この仲間たちの遺志が、彼らの声によって語られるというのは、シリーズを通して最も心に響く演出だろう。ゲーム史に残る傑作なのは間違いないので、未プレイの人にはぜひともプレイしてほしい。

 

 ファイアーエムブレムシリーズは本作が初プレイ。歴代シリーズ未プレイでも問題なく入り込めた。士官学校を舞台とした生徒たちの青春群像劇を描く前半と、フォドラ大陸に割拠する三大勢力が激突する戦争の中で生徒たちが各々の運命と向き合う姿を描く後半の二部構成となっている。プレイヤーはひょんなことから士官学校の教官を務めることになる主人公を操作し、序盤に三勢力のうちから一つを選択、その勢力とともに学校生活を送り、戦争を戦っていく。

 本作の特徴は、すべてのキャラクターの深掘りがなされていることにある。士官学校には出自も入学理由・経緯も異なる生徒たちが所属しているが、それぞれの抱えている事情がしっかりと掘り下げられており、愛着を持ってキャラクターと接することができる。また、キャラクター同士の関係もかなり詳細に描かれており、勢力を超えた絡みも往々にして見られる。それだけに、戦場で敵として相まみえた時の苦しさは計り知れない。敵対することになる生徒も、彼らなりの信念のもとに戦っており、ご都合的でない、本気のぶつかり合いを体験することができる。キャラクターの他、世界観の描写(このあたりはこちらに詳しい)も極めて緻密であり安心してファンタジーの世界に浸ることができる。

 

 2017年発売ということで、これも今更感があるがやってみた。なるほど、ロングセラーなだけあるなという印象(上から目線)。機械生命体に支配された地球を奪還するために、人類の尖兵となって戦うアンドロイドたちの物語を軸とする。本タイトルについても詳細なレビューが多数存在するため、ここでは簡単な感想にとどめる。

 本タイトルは周回プレイを前提としており、一つの事件を主人公2人のそれぞれの視点から体験する、という構成になっている(終盤で3人目をプレイすることになるが、ここでは割愛)。エンディングも、メインストーリーに基づいたものから、ゲーム内で特定の行動をすると即突入するものまで多岐にわたっており、コンプリート欲が刺激される。また、一周当たりのプレイ時間はそれほど長くないため、短い時間でテンポよく遊ぶことができるのも大きな特徴と言える。

 ゲームシステムはオープンワールドにおけるアクションバトルを基軸としているが、操作キャラによってはシューティング要素があったり、横スクロール画面になるフィールドがあったりして、遊びの種類には事欠かない。筆者はシューティングがかなり苦手だったので進めるのに苦労したが……。

 退廃的な世界観、美麗なフィールドグラフィックにアニメ調のキャラクターがよくマッチしており、ヒットしたのも十分に理解できる。前述のように区切って遊ぶことも可能なので、時間がない人にもおすすめ。

 

 どうぶつの森シリーズ最新作。個人的には「おいでよ(DS)」以来数年ぶりのどうぶつの森プレイ。クラフト要素が導入されたことで、自分の創造性を存分に発揮できるゲームプレイが可能となった。本タイトルは無人島が舞台なのだが、島自体の地形を改変できるため、文字通り自分だけの島を作ることが可能となっている。また、魚や虫などのグラフィックの向上も特筆すべき点だろう。筆者は創造性のない人間なので島の改造はあまりしないのだが、代わりに採集した生き物を図鑑で眺めて楽しんでいる。どうぶつたちの質感もかなり鮮明になっており、技術の進歩を感じた。今後のアップデートにも期待。

 ブラック以来のポケモン。育成システムが大幅に改善され、時間がない人にも優しい作りになった(ポケモンを倒した時だけでなく捕獲時にも経験値が入る、経験値・レベル上げアイテムが比較的入手しやすい、など)。また、シンボルエンカウントシステムが導入されており、ポケモンたちがフィールドを闊歩している様子を拝むことができる。ポケモンスタジアムやコロシアムで味わった感動をSwitchでも体験できたのは個人的に最もグッと来た点である。特に、DLC「鎧の孤島」において遭遇できるホエルオーは圧巻の一言。

 

  • Headliner;NoviNews(Unbound Creations)

 新聞社の編集長となり、日々記者から上がってくる記事の掲載可否を判断するゲーム。やることは記事を掲載するかどうか決めるだけ。しかしながら、どの記事を掲載したかで世の中の動きが激しく変化する。たとえば、健康保険国営化の是非、新作合成飲料の肯定or否定、そもそも自国の政府を支持するかどうかなど……。ただ自分の意見にのみ基づいて判断すればいいかと言われればそういうわけでもない。たとえば、持病を抱えており、高度な医療の提供を望む同僚、合成飲料に頼って精神的安定を得ている兄、外国資本の進出を脅威に感じている個人商店の店主、果ては会社や政府からの圧力など、主人公の身近な人物たちが、主人公の選択によって様々な影響を受け、また与えていく。会社や国に忠誠を誓うか、巨悪に立ち向かうか、はたまた愛する人を守るために報道を捻じ曲げるか……。何を報道し、何を報道しないのか、じっくり考えながらプレイしてほしい。

 

 9世紀末のイングランドに侵攻・定住していたヴァイキングたちを題材に、アサシン教団の協力者でヴァイキング「鴉の戦士団」に所属するエイヴォルを主人公とした、アサシンクリードシリーズ最新作。ここ最近の二作(オリジンズ、オデッセイ)同様、一般的なアクションRPG寄りのシステムとなっている一方、ハクスラ要素はなくなり、武器や防具に愛着が持てるようになった。ただ、鷹の目はちょっと使いにくい。敵に見つかったらマーキングが外れるのは何とかしてほしい。

 ストーリー面は可もなく不可もなくといったところ。史料に乏しい時代なのである程度は仕方がないが、精神世界(=北欧神話)的なパートが結構多く、テンポが若干悪い印象。初期アサシンクリードの、「歴史上の人物と絡みつつ、アサシン教団とテンプル騎士団による裏舞台での暗闘」的な要素は薄め。そもそもアサシンクリードに物語を求めるなという話でもあるのだが……。そろそろアサシン教団誕生後の時代を題材にしたものが遊びたいところ。次回作には期待したい。

 

  • Papers, Please(ルーカス・ポープによる個人開発)

 架空の共産主義国家・アルストツカの入国審査官となり、入国希望者のパスポートやその他の書類を隅々までチェックし、規則と照らし合わせて入国可否を判断するゲーム。ただ入国審査を行っていればいいわけでは当然なく、麻薬の密輸人やテロリスト、偽造パスポートに果ては反政府組織まで、様々な人物に対応する必要がある。もちろん、本来ならば入国拒否されるべき人物に協力し、賄賂をもらったり政府転覆の手助けをしたりすることももちろん可能だ。しかしながら、主人公にも家族とその生活がある。規則違反を重ねると減給が発生し、家族が犠牲になることもある。何を優先するかをプレイヤー自身が決め、ゲームを進行していくという点では、ノヴィニュースに近いかもしれない。規則変更とともに書類が増えるほか、備え付けの体重計や身長を測る目盛りなど、意外と見るべき項目が多く、想像以上に大変なゲームになっている。また、このゲームをもとにした実写短編映画も無料公開されている(https://www.youtube.com/watch?v=YFHHGETsxkE)。興味がある方はこちらもぜひ視聴してみてほしい。

 

  • What Remains of Edith Finch(Giant Sparrow)

一族のほとんどが長生きできずに死んでいくフィンチ家。その血を引く主人公エディス・フィンチは、ひょんなことからフィンチ家の一族が代々住んできた奇妙な屋敷に里帰りし、一族それぞれの居室などを巡って彼らの人生や死因について紐解いていく、というストーリー。フィンチ家の屋敷は増築に増築を重ねた結果極めていびつな形状になっており、プレイヤーはこの屋敷をエディス目線で探検していく。といってもゲーム進行自体は一本道で、進むべき方向に文章が表示される形式なため、迷うことは(あまり)ない。アクションもほとんどなく、モンスターや幽霊の類が出てくることもない。ゲームというよりは映画や小説に近いかもしれない。プレイヤーが考察する余地も十分に残るシナリオ構成となっているため、考察好きの方にもおすすめできる。ただ、屋敷の内装をはじめとするあらゆるオブジェクトが若干けばけばしい色であることや、1人称視点でゲームが進行することから、酔う可能性がある(筆者は酔った)。そこは十分注意されたい。

 

 コーエー三國志シリーズ最新作。14無印版は未プレイなので、14全体の感想となる。色塗りシステムによる勢力拡大や、兵站線の概念は戦術の幅を大きく広げるものとして評価できる。また、戦闘における武力の役割がますます大きくなっており、関羽張飛呂布のような武力90超の武将が率いる部隊さえいれば、兵力差が開いていてもある程度対応できるようになっている。この辺りは三国志演義を忠実に再現していると言えるだろう。その分、統率が空気になっていることや、郭嘉諸葛亮のような低武力・高統率・知力の武将が少々使いづらくなっている印象を受ける。11のように、1部隊に3人まで武将を編成できるシステムの方が個人的には気に入っている。

 ここ最近の三國志は迷走気味だったが、14はしっかり持ち直している。パラドックス社などが数年前に通った道に今到達している感も否めないのだが、そこは今後の頑張りに期待というところである。

 

以上、簡単に今年やったゲームを振り返ってみた。数自体はそこそこプレイしたものの、2020年に発売されたゲームはあまり触れられていない。来年は最新作にも積極的に手を出していきたい。