2016年南巡+北京の旅4日目 合肥・南京総統府編
4日目は合肥からスタート。
まず初めに向かったのは逍遥津公園である。
ここは合肥の戦いの激戦地で、魏の名将張遼に関する遺址が多く存在する。
おばちゃんたちが太極拳やらエアロビやらをやっている間を抜けていくと…
こんな感じで張遼の墓がある。朝ということもあって周囲にはほとんど人がいなかった。のどかなもんである。
この他三国歴史文化館なんてのもあり、何やらVR体験もできたみたいだが、入館料がバカ高かったため今回はパス。
更に公園内を進み池の方に出ると…
こんな感じの島がある。この島には橋が架かっておらず、ボートを借りて渡らなければならない。
なぜこんな島に用があるのかというと、ここに張遼の衣冠塚があるからである。
2人用足漕ぎボートを借りに行ったら、1人の人は4人用と言われ、4人用足漕ぎボートを1人で漕ぐことになった。つらい。
ボートからの風景。撮影時点で筆者は汗だくである。
漕ぎ続けること数分、衣冠塚が見えてきた。
漕ぎながら撮影しているので若干写真が流れている。
上陸した先駆者もいるようだが、ボートが流されると困るので大人しく島を一周して陸に戻った。
さて、池からほど近いところには張遼の像がある。
めっちゃかっこいい。
この像は南側の入り口から入るとすぐに目に入るのでアクセスしやすい。
逍遥津公園からさらに南下すると歩行者天国がある。合肥の繁華街なのだろうか。
ここには曹操が兵の訓練の際に使用したと伝えられる教弩台がある。
現在は明教寺という寺院と一体化している。
内部には軍艦の模型や清末中国に関する展示パネルが多数。
ここで孫権が張遼から逃げる際に飛び越えたと言われる飛騎橋(小師橋)を見に行くのを忘れていたので逍遥津公園に一旦戻る。
これが飛騎橋だ。どうやらさっきの歩行者天国付近にもあるらしいが、今回は発見できなかった。
さて次に向かったのは包公園である。
ここは宋代の名裁判官包拯の墓や関連施設がある、ちょっとした公園である。
この墓は何と墓室に入ることができる。ガラス越しではあるが、包拯の棺を見ることができるのだ。
こっちはゴールデン包拯像。
この後路線バスに乗って合肥南駅へ移動。今では地下鉄が完成し(訪問時は建設中だった)、合肥駅と合肥南駅が繋がっているようだ。
相変わらずデカい。
ここから鉄道で南京まで移動。
南京に着いた。まだまだ明るい時間帯だ。
地下鉄を駆使して総統府へ向かう。
ここは南京国民政府の総統府が置かれていた場所で、太平天国が南京を支配していた頃は天王府でもあった場所である。
この前庭を進むと…
こんな感じで総統府ゆかりの人物たちが時代順に並んでいる(太平天国→清末の将軍→孫文ら→蔣介石ら→蔣介石と周恩来→劉伯承と鄧小平ら解放軍の将校たち)。
皆ここを歩いたのだろうか。
太平天国関連の展示も充実している。
この他孫文の肖像画や像、蔣介石の肖像画まであり、台湾かと錯覚するほど孫文力(?)が高かった。
総統府をじっくり見て回っていたら日が暮れてきたため、この日の観光はここまでとした。