湯豆腐草堂

主に海外旅行記(ほとんど中国)をまとめていく予定です。不定期更新。

2018年長征:8日目(天津・北京)

延安を出た列車は定刻通りに天津に到着した。

早速、租界のあった地区に向かう。

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租界遠景

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オーストリア=ハンガリー帝国領事館

租界といえば上海が有名だが、天津もなかなか趣深い。

いつの日か武漢の租界もめぐってみたいところだ。

租界地区もそこそこに、北京行の城際列車に乗るために駅に向かう。

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溥儀が日本にかくまわれていた時の住居。駅に向かう途中で前を通った

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城際列車。これで北京に向かう。

北京は何度か訪れていたが、今回はベタに有名どころを回ってみた。

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国慶節前のタイミングだったので、着々と準備が進められていた。

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人民大会堂。荷物を預ける必要があると聞いていたが、想定よりはテキトー検査だった。

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外国の首脳などと写真撮ったりするところ。より近づいての写真撮影は別料金。

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メインの議場。ここでも別料金で記念撮影をしてくれる。

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議場の他、中国の各省をテーマとした部屋がある。ここは上海の部屋。

人民大会堂を見た後は向かいの国家博物館に行く予定だったが、なんとこの日に限って臨時休館中、軍事博物館や首都博物館もやっていなかったため、急遽予定を変更し国子監に向かう。

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国子監には孔子廟も併設されている。

国子監は昔の中国における最高学府(適当説明)で、内部では科挙に関する展示も充実している。宮崎市定科挙』を読んでから行くとより楽しめること請け合いだ。

今回は運悪く入館できなかったが、国家博物館にはいつの日かリベンジしてみたい……。

 

日の落ちる前に駅に向かい、構内で簡単な夕食を済ませ、高鉄に乗り込む。

今回乗るのは寝台新幹線である。

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外見はいつもの高鉄だが、内装は寝台列車そのもの。乗り心地も非常に快適だ。

寝台新幹線で夜を明かしつつ、次の目的地上海まで一気に南下する……。