湯豆腐草堂

主に海外旅行記(ほとんど中国)をまとめていく予定です。不定期更新。

2017年華中遠征記録1・2日目(北京)

2017年9月15~25日、大学入学以来3度目の中国渡航を行った。

今回は北京からスタートし、南陽(河南省)、襄陽、当陽、宜昌、武漢(以上湖北省)、南昌(江西省)と移動して、最後は上海から海路で帰国する、というルートを採った。

 

1日目は夕方頃に北京に到着。

この日はさっさと宿にチェックインし、夕食を食べて寝てしまった。

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機内食ではなぜかもみじ饅頭が出た

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宿の前の通り。生活感に溢れているが、これでも王府井至近である

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夕食はこちらで四川料理をいただいた

翌日は王府井を南下し、朝一で中国人民革命軍事博物館を目指す。

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宿泊した部屋のドア。玄関が崩落している

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朝の王府井天主堂

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朝の天安門。この日の朝はかなり霧が濃かった

軍事博物館はこの年人民解放軍建軍90周年を記念してリニューアルオープンしたばかり。それゆえか、開館前から多くの人が列を作っていた。

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1年ぶりの軍事博物館。やはりスターリン建築は良い

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黒山の人だかり

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建軍90周年ということでパンフレットにも気合が入っている

新装開館記念だろうか、人民解放軍の戦闘車両や戦闘機、ヘリコプターなどが前庭に並べられていた。が、筆者は兵器にあまり明るくないので「かっけぇ…」で終わってしまった。

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日本ではなかなか見ることが難しい風景

内装も90周年仕様になっており、如何に力を入れているのかが窺い知れる。

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気合の入った展示室入口

もとは日本軍のもので、終戦後紅軍が鹵獲・運用した「功臣号」こと九七式中戦車も展示されている。

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臨場感がある

展示室を抜けると、航空機などが所狭しとと並べられているホールに行き着く。

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航空機をはじめ、ミサイルや錨(写真は清の戦艦のもの)も展示されている

今のところ公開されているのは1階のみで、今後は上の階も公開されるとか。期待は膨らむばかりである。

 

軍事博物館を後にし、次は地下鉄と徒歩を併用して盧溝橋に向かう。

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宛平城。今も日本軍による弾痕が残る

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盧溝橋は抗日戦後もしばらく通常の橋として使われていたが、今では観光用の橋となっている

言わずと知れた、日中戦争の発端となった橋である。今ではのどかな風景が広がる。付近には抗日戦争記念館もあり、こちらは無料で入館できる(要身分証)。中には日本軍が大陸に残していった武器や飯盒などがガラスを隔てて床下に展示してある部屋もあり、敗戦国を感じた工夫されているなと感じた。

盧溝橋から市内中心部に戻ると、既に日没間近だった。

次なる目的地南陽へは、夜行列車を利用する。

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相変わらず駅がデカい

実はこれが筆者の初中国夜行列車である。死ぬほどテンションが上がっていたことを今でも覚えている。

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寝台列車は本邦のトワイライトエクスプレス以来

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発車後、切符とこの券を引き換える。この列車は西安局所属のため、絵柄が兵馬俑

この日の夕食は、長年の夢だった食堂車で。

味は可もなく不可もなくという感じだったが、列車で食べる食事はどんなものでも格別だ。

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なおスープはめちゃくちゃ味が薄かった

こうして2日目が終わり、列車は河南省へ入っていく。