四川・陝西中国史遺跡の旅2日目 ~成都武侯祠と綿陽富楽山迷子編~
さて一夜明け、早速一番目の史跡を目指す。
記念すべき最初の史跡は、成都武侯祠。
三国聖地である。
バス停から一番近い入り口から入り、べつのおっちゃん人民と喋りまくってるチケット販売係の人民にチケット(とポストカード)をもらい中へ。
まず入ったのは簡単な博物館。
ここには後漢や三国時代の遺物がいろいろ展示されていたのだが、中でも面白かったのはこれ。
なんと横山三国志や人形劇三国志の人形が「世界に広がる三国志」のコーナー(うろ覚え)に展示されていた。
次に向かったのは恵陵。
劉備の墓である。
完全に山ですね…
かなり大きめの陵墓でした。
しかし雨のためか観光客は私だけ…
まずもって武侯祠自体の観光客が少なかった。
やはり雨のせいか。
続いて諸葛亮の像がある建物へ。
脇をかためるのは子の諸葛瞻と孫の諸葛尚。
そして諸葛亮。
いや~威圧感がすごいですね。
ここは結構人民も多かった。
そしてこの建物の裏手にあるのが三義廟。
そして最後に蜀の文武の官の像が並ぶ建物へ。
まずは劉備
この二人は個別の部屋があって中にはゆかりの武将の像もあった(張飛なら張苞や張遵、関羽なら関平、周倉など)。
ただ、関羽の方はゆかりの武将像4体に青龍偃月刀、さらに関羽像に冕冠までついていたのに、張飛の方はゆかりの武将像2体のみ。なぜだ…
神と一般人の違いか…
そして武官の像が並べられている回廊へ。
これは趙雲。
いやいやいやいや(汗)
まぁ予想はしてたけどここまでヒゲの化け物だとは…
あんた武官だっけ。
なお文官の回廊は改装中でパネルのみの展示だった。
武侯祠を出て裏手へ回ると抗日戦争で活躍した劉湘の墓が。
よく知らなかったけどとりあえず見学し、武侯祠の周りの町・錦里へ繰り出す。
…も大雨のためほとんど人がおらず、ゆっくり回ろうにも雨はきつくなるばかりだったので散策を早めに切り上げ昭覚寺バスターミナルへ。
ここで綿陽に向かうバスに乗る。
バスの中はこんな感じ。
これに揺られること約2時間。
無事綿陽に到着。
市バスの停留所を何とか探し当て、そのまま富楽山へ。
富楽山である。
入り口は随分立派。
中は公園として整備されており、休憩所などもあった。
ただ、とても広い。
そして案内表示が適当なため、三国志関連の場所に行きつくまでに小一時間迷った。
幾度となく不審な動きを繰り返し、やっとたどり着いた謎のテニスコートの横を抜けると龐統が劉備に献策するシーンを再現した石像が。
更に突き進むと立派な建物が見えてくる。
(本当は横の小さい入り口から入りました)
中には涪城の会の様子が立派な石像によって再現されている。
ここはほとんど人民がおらずとても静かだった。
やはり雨か。雨のせいか。
正面から出ると五虎将軍の巨像。
そして、橋を渡ると蜀を支えた文官たちの像が。
富楽山を後にしてしばらく歩くと、中国の科学技術を記念した公園に到達。
これは紙を作っている様子。
綿陽はなかなかの都会で、飲食店も充実していた。
夕方近くになって中国発のファーストフード店・德克士で遅めの昼食。
綿陽の様子
この日は雨が強く、日没も近かったため早めにホテルにチェックインし、夕食もホテルで済ませた。
夕食の青椒肉絲