2016年南巡+北京の旅8日目 顧雍墓捜索編
8日目は朝からバスに乗り込み蘇州市郊外へ向かう。
顧雍墓へは、まず蘇州駅前から64路のバスに乗り、蔵書で下車する。
ここから朱買臣路に入りひたすら南下する。この日は雲一つない晴天で非常に暑かったため、体感で60分ぐらい歩いている気がした。
バス停から歩くこと数十分。目の前に雑木林が見えてきた。ここに三国呉の宰相・顧雍の墓がある。
ここは人民の墓地も兼ねているようで、多くの墓標が建っていた。
……が、どうも手入れはされていないらしく、そして夏場ということもあって草木が伸び放題になっており、捜索はかなり骨が折れた。捜索途中、蓮の花を模したスピーカーから読経の自動音声が流れてきた時は心底ビビった。
10分ほどだっただろうか、捜索を続けていると開けた場所に辿り着いた。そここそが顧雍墓のある場所だったのである。
顧雍墓がこの墓地にあることは事前に調べていたが、詳しい位置までは分かっておらず、手探りの状態だったので、発見した時の達成感はひとしおであった。
顧雍墓を後にし、蘇州市街地まで戻って次に訪ねたのは、世界遺産にも登録されている蘇州古典園林の一つである芸圃だ。
芸圃は小規模な庭園で、場所も住宅地のど真ん中と、他の世界遺産登録庭園と比べると地味な印象を受けるが、観光客が比較的少ないのでゆっくりと観賞できる。個人的おすすめ庭園である。
芸圃観光の後、蘇州駅に移動し上海へ向かう。今回の旅は上海が最終目的地であり、同行者同志との合流地でもある。
高鉄に揺られて上海入りし、ホテルの前で無事同行者同志と合流。
この日は上海小南国で晩飯をとることに。
ここで上海料理を初めて食べたが、思っていた以上に食べやすい味だった。一人だとこういう店には入りにくいので、複数人で旅するメリットといえるのかもしれない。